アイ メディカル クリニック　ＥＤ

　初代のED薬であるバイアグラは、元々は狭心症の薬として開発されていた薬です。臨床試験（狭心症の患者さんに服用してもらい実際の効果を試す）の際、試験期間終了後も薬を返さない人が続出し、開発会社であるファイザーが調べたところ強い勃起促進効果があることが確認されました。結局本来の目的であった狭心症の薬としてではなく、ED薬として販売されることになりました。そのため、古くからの狭心症用薬剤であるニトログリセリン系薬剤との併用は禁忌とされています。効果が”かぶる”ためです。

　バイアグラの後に発売されたレビトラ、シリアスの２剤も基本構造はバイアグラと同じで、これら３薬は兄弟の関係です。

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効果発現時間や効果持続時間に関しては、人によってかなり差があります。
（概して薬剤の食物の吸収・代謝は、大変に個人差があります。）
表は一般的な目安とご理解下さい。
（服用後どれくらいで明確な効果が得られるかを示したのが、”効果発現時間”です。
　それより暫く後に効果は最大となります。）

★現在シアリス10mgの処方は行っておりません。

３種のお薬には各々特徴があります。既にお薬の種類をお決めになってる場合は、ご希望のお薬を処方致します。特別なご希望が無い場合には、どのお薬が適当か、ご相談に応じさせて頂いております。

バイアグラ50mg

　ED薬の代名詞と言っていい、古くからの定番です。効果持続時間は４時間程度とされています。勃起力は強いですが、服用前後の多量の飲食により効果が減弱するので注意が必要です。
　ファイザー社の特許期間が過ぎたため、現在は多くの会社からジェネリックが発売されています。当院で処方しているジェネリックは、　主成分はもちろん配合剤も先発品と同一である富士化学工業社製です。既に多くの方々へ処方して参りましたが、バイアグラと比較して効果的に全く遜色が無いことを確認しています。

レビトラ１0mg / 20mg

　服用後の効果発現時間が、20から30分と短いのが特徴です。効果持続は10mg錠で約５時間、20mgだと８時間程度です。
　バイアグラより食事の影響を受けにくいとされておりますが、泥酔してしまったり脂っこい食品を多量摂取すると効果が弱まりますので、注意が必要です。
　プレッシャーを感じ安く、バイアグラ50mgやレビトラ10mgで効果の出ない方、糖尿病などの合併症をお持ちの方には、20mgがお勧めです。

シアリス20mg

　３種のED薬の中で最後発ですが、バイアグラ、レビトラを抜き、現在では世界で最も多く使用されています。
　36時間に及ぶ長い効果持続が特徴です。
　服用後の効果発現時間は他の２剤より長く、３〜４時間前の服用がベストです。
　飲酒や食事の影響を受けないとされていますが、やはり泥酔したり脂っこい食品を多量摂取すると効果が弱まりますので、注意が必要です。
　また、グレープフルーツジュースはシアリスの薬効に影響を与えますので、控えて下さい。